0438-60-2881
Web予約

鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアの嵌頓|危険な状態に至るまでの時間とは?

千葉県袖ケ浦市の鼠径ヘルニア専門クリニック「Kenクリニック」です。

当院では、鼠径ヘルニア(脱腸)を日帰り手術で治療しています。

この記事では、「鼠径ヘルニアの嵌頓」をテーマに特集します。

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアとは、一般的に脱腸とも呼ばれる病気で、鼠径部に発生するヘルニアのことを指します。ヘルニアは、体の組織や臓器が本来あるべき場所から飛び出てしまう状態を意味します。

鼠径ヘルニアでは、鼠径部に腸などの腹腔内(お腹の中)にある臓器が筋肉や腱組織の外に脱出する状態が起こります。
鼠径ヘルニアの主な症状は、鼠径部のしこり(膨らみ)です。その膨らみは、立位で見られ、仰向けの状態では消失する傾向があります。また、鼠径部の痛みも鼠径ヘルニアの症状の一つです。

この鼠径ヘルニアは、身体の構造から男性に発症しやすく、加齢が原因の一つとなるため、成人では40歳以上の中高年男性に多く発症する病気です。疫学調査によると、男性の3人に1人が鼠径ヘルニアを発症するとされています。

鼠径ヘルニアの嵌頓について

鼠径ヘルニアの嵌頓

鼠径ヘルニアを放置すると、症状が悪化し、日常生活に支障をきたすだけでなく、危険な状態である「嵌頓(かんとん)」を発症する可能性があります。

この嵌頓とは、筋肉の欠損部から脱出した腸がその部位で締め付けられ、お腹の中に戻れなくなった状態を指します。嵌頓が長時間(通常12時間以上)続くと、腸への血流が途絶え、壊死を引き起こす可能性があります。

腸が壊死すると、腹膜に炎症が起こり、「腹膜炎」という病態に進行します。腹膜炎が発生すると、腹部に激しい痛み、吐き気、嘔吐などが伴い、場合によっては命に関わる危険性があります。

すべての鼠径ヘルニアの患者さんが嵌頓を発症するわけではありませんが、嵌頓の危険性を認識しておく必要があります。

まとめ

待合

この記事では、「鼠径ヘルニアの嵌頓」をテーマに特集しました。

鼠径ヘルニアを放置すると、危険な状態である「嵌頓(かんとん)」を発症する可能性があります。この嵌頓が長時間(通常12時間以上)続くと、腸への血流が途絶え、壊死を引き起こす可能性があり危険です。

嵌頓のリスクを考慮すると、鼠径ヘルニアの症状がある場合、早期に医療機関を受診して適切な診断と治療を受けることが重要です。

鼠径ヘルニアの治療はKenクリニック

山本海介医師

千葉県袖ケ浦市のKenクリニックは、鼠径ヘルニアに特化した専門クリニックです。

当院では、鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療しています。
診療を担当する山本海介医師は、鼠径部切開法で2000病変以上、腹腔鏡手術で1000病変以上の経験があります。この豊富な経験を活かして、患者さんの病状に適した最適な治療を提供しています。

鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、ぜひ当院を受診ください。

著者情報

関連記事