千葉県袖ケ浦市の鼠径ヘルニア専門クリニック「Kenクリニック」です。当院では、鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療しています。
本記事では、鼠径ヘルニア手術の入院期間と日帰り手術による治療について解説します。ぜひご参考ください。
鼠径ヘルニアとは
鼠径ヘルニアとは、足の付け根にあたる「鼠径部」に発生するヘルニアのことで、腹腔内の腸などの臓器が、腹壁の筋肉の隙間を通って皮膚の下に飛び出してしまう病気です。
代表的な症状は、鼠径部に現れる「膨らみ」です。この膨らみは、立ち上がったときや重い物を持ち上げたときなど、腹圧がかかった際に出やすく、仰向けに寝たり、軽く手で押したりすることで自然に引っ込むのが特徴です。
本来、腸などの臓器は「腹膜」と呼ばれる袋状の膜に包まれ、この腹膜は腹壁の筋肉や周囲の組織によってしっかりと支えられています。しかし、加齢や筋力の低下、あるいは先天的な構造の弱さが原因となって、腹壁の一部に隙間や脆弱な部分が生じると、そこから臓器の一部が脱出し、鼠径ヘルニアが発症します。
鼠径ヘルニアの治療と入院期間
鼠径ヘルニアの治療は、手術によってのみ行われます。「ヘルニアバンド（脱腸ベルト）」を使用する方もいらっしゃいますが、これは一時的に症状を和らげる対症療法にすぎず、根本的な治療にはなりません。
そのため、治療には必ず手術が必要となり、従来は入院を前提とした治療が一般的に行われてきました。入院期間は、患者様の状態、手術方法、さらに医療機関の方針によって異なりますが、おおよそ数日から1週間程度が目安とされています。
しかし近年では、手術技術や麻酔、医療機器の進歩により、手術を受けたその日に帰宅できる「日帰り手術」が鼠径ヘルニアの治療として広く普及しています。
鼠径ヘルニアの日帰り手術について
これまで鼠径ヘルニアの手術は入院を前提とした治療が一般的でしたが、近年では日帰り手術が広く普及しています。
日帰り手術は、社会復帰までの期間が短く、入院に伴う精神的・時間的な負担を軽減できるといった利点があり、多くの患者様に選ばれる治療法となっています。
さらに、日帰り手術における術式も進化しており、従来の鼠径部切開法に加えて、傷が小さく術後の痛みも少ない腹腔鏡手術による対応も可能となっています。これにより、患者様の身体的負担をより軽減できる選択肢が広がっています。
まとめ
鼠径ヘルニアの治療は、手術のみが根本的な治療法であり、これまでは入院を前提とした治療が一般的でした。入院期間は患者様の状態や医療機関の方針によって異なりますが、通常は数日から1週間程度が目安とされています。
しかし、近年では医療技術や麻酔技術の進歩により、手術当日に帰宅できる「日帰り手術」が広く普及しています。日帰り手術は、社会復帰までの期間が短く、入院による時間的・精神的な負担が軽減されるなどのメリットがあり、現在では多くの患者様に選ばれている治療法です。
鼠径ヘルニアの治療はKenクリニック
千葉県袖ケ浦市のKenクリニックは、鼠径ヘルニアに特化した専門クリニックです。当院では、鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療しています。
診療を担当する山本海介医師は、鼠径部切開法で2,000病変以上、腹腔鏡手術で1,000病変以上の経験があります。この豊富な経験を活かして、患者さんの病状に適した治療を提供しています。
鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、ぜひ当院を受診ください。
著者情報
Kenクリニックは、鼠径部ヘルニア手術を中心に行う短期滞在型手術専門クリニックです。
当院は、「鼠径部ヘルニア」中心の治療に特化した短期滞在型手術を専門とした医療を通じて地域医療に貢献します。