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鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアを放置するとどうなる?嵌頓の危険性を解説!

千葉県袖ケ浦市の鼠径ヘルニア専門クリニック「Kenクリニック」です。当院では、鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療しています。

本記事では、鼠径ヘルニアを放置することで生じるリスクや、重篤な合併症である「嵌頓」について解説します。ぜひご参考ください。

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアとは、足の付け根「鼠径部」に発生するヘルニアの一種です。腹腔内にある腸などの臓器が、筋肉や腱膜のすき間を通って体表に脱出することによって、鼠径部にふくらみが生じます。

このふくらみは、立っているときに目立ちやすく、仰向けになると目立たなくなるのが特徴です。初期には痛みがないことも多いですが、長時間の立位や歩行で違和感や痛みを感じることもあります。

鼠径ヘルニアは自然に治ることはなく、根本的な治療には手術が必要です。主な手術法(術式)には、患部を直接切開する「鼠径部切開法」と、内視鏡を使って腹腔内からアプローチする「腹腔鏡手術」があります。

鼠径ヘルニアを放置するとどうなる?

鼠径部の違和感

鼠径ヘルニアは、初期の段階では症状があっても日常生活に大きな支障をきたさないことも多く、そのまま放置してしまう方も少なくありません。しかし、放置することで症状が進行し、深刻な合併症を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。

鼠径部の膨らみを感じながら放置を続けると、次第に痛みや違和感などの症状が現れ、日常生活に支障をきたす可能性があります。特に、鼠径部に強い痛みが生じた場合には、腸などの臓器が締め付けられる「嵌頓(かんとん)」という危険な状態を発症しているおそれがあります。

危険な合併症「嵌頓」について

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嵌頓とは、腸などの臓器が鼠径部の筋肉の隙間から脱出し、その部位で締め付けられてお腹の中に戻れなくなった状態を指します。この状態が長時間続くと、腸への血流が遮断され、組織が壊死する危険性があります。特に、嵌頓が12時間以上放置された場合には、壊死のリスクが高まるとされています。

腸が壊死すると、その刺激により腹膜に炎症が起こり、「腹膜炎」という重篤な病態に進行します。腹膜炎になると、激しい腹痛や吐き気、嘔吐、発熱などの症状が現れ、治療が遅れると命に関わることもあります。

嵌頓は進行した鼠径ヘルニアに多く見られる一方で、初期段階でも突然発症するケースがあります。そのため、「膨らみがあるだけ」「痛みがないから大丈夫」と放置せず、鼠径ヘルニアが疑われる場合は早めに専門の医療機関で診察を受けることが重要です。

まとめ

待合

鼠径ヘルニアを放置すると、症状が徐々に進行し、重篤な合併症を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。

初期の段階では痛みなどの自覚症状が乏しい場合もありますが、鼠径部に膨らみを感じながら放置を続けると、やがて違和感や痛みが現れ、日常生活に支障をきたす恐れがあります。特に、鼠径部に強い痛みが生じた場合には、腸などの臓器が締め付けられる「嵌頓(かんとん)」という危険な状態を発症しているおそれがあります。

嵌頓は進行した鼠径ヘルニアに多く見られる一方で、初期段階でも突然発症するケースがあります。そのため、鼠径ヘルニアが疑われる場合は放置せず、早めに専門の医療機関で診察を受けることが重要です。

鼠径ヘルニアの治療はKenクリニック

山本海介医師

千葉県袖ケ浦市のKenクリニックは、鼠径ヘルニアに特化した専門クリニックです。当院では、鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療しています。

診療を担当する山本海介医師は、鼠径部切開法は約2,000症例、腹腔鏡手術も約2,000症例の手術実績があります。この豊富な経験を活かして、患者さんの病状に適した治療を提供しています。

鼠径ヘルニアや鼠径部の症状でお悩みの方は、ぜひ当院を受診ください。

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